こんにちは〜
🐤チュン太ろうです。
今回はGC8インプレッサWRXのブレーキオーバーホールを行っていきます。
前回、2017年10月のブレーキキャリパーのオーバーホールと塗装から4年が経ち、はじめは劣化したブレーキキャリパーの再塗装を検討していましたが、作業日数の確保が難しかったので今回はオーバーホールのみとしました。
ちなみに今回でオーバーホールは3回目になります。
初めの10年ぐらいは知識がなかったのでオーバーホールしてなかったです😓
今考えるとちょっと怖いですね・・・
もちろん古いクルマですけど、今回の作業見て貰えばあと1年、2年オーバーホールしなかったら間違いなく不具合が出ていたのではないかと想像できてしまいます😣
フロントキャリパーの取り外し
まずはブレーキキャリパーの取り外しをしていきます。
ローターにだいぶスジが付いてますが、まだローターの外側縁に段差が大きく無いので厚みはしっかりあるようです。
ローターには使用限度の刻印がされていますが、外側の段差が1mm以下なら大丈夫なようです、ただ交換履歴を確認すると22万kmで交換してますので現在11万km使用してますから走行距離から考えると、そろそろ交換してもいいかもしれません。
次はスリット入りのローターにしようかな😁
ここで実験タ〜イム
ブレーキホースを外した時にブレーキフルードを止めるものとして洗濯バサミと扉当たりを組み合わせてストッパーにならないか試してみました。
これで挟めばフルードの流れがと止められるはず・・・と思いきや
結果は
・・・
全然ダメ😭ジワリとブレーキフルードが垂れ出してきます。
・・・
次からはちゃんとホースピンチャーを使おうと思います。
この工具でブレーキホースを挟むとフルードの流れを止めてくれます。
キャリパーの取り外しが完了しました。
フロントキャリパーのオーバーホール
分解清掃
空気入れとインサートバルブを使ってピストンを押し出します。
対向4ポットはピストンをバランスよく押し出すためにクランプやハンマーなど駆使して均等にピストンが出るように調整していきます。
綺麗にピストンの取り出しが出来ました👏
ピストンとキャリパーの状態はどうでしょうか確認します🔍
キャリパーの中に収まっていた部分には錆はありませんが、ブーツの外は多少の錆があります。
外側が少し錆びているだけなのでピストンはピカールで磨き上げ、首の部分はサンドペーパーと赤サビ転換剤で処理します。
キャリパーの口のサビをサンドペーパーでサビ落としをして、赤サビ転換剤で処理しておきます。
ブレーキパットのバリ取り
ブレーキパットに段差(バリ)ができていたのでグラインダーでカットしていきます。
ブレーキパットの泣き防止になると思います。
組み立て
今回はバックプレートの新しいものを用意しました。
性能的に変化は無いでしょうが、気分的には満足です😁
パッキンに付属のグリスを塗りキャリパーに収めていきます。
キャリーパーの中にもグリスを薄く塗っていき、ピストンのサビと固着を予防しつつキャリパーへ戻しやすくしていきます。
次はピストンにグリスを塗っていきキャリパーに収めていきます。
手で押し込むだけでスーっと簡単に入っていきます。
ダストカバーにグリスを塗ってピストンの首にはめていきます。
ピストンを最後まで押し込んで最後にサークリップで止めます。
これでキャリパーのオーバーホールは終了です。
後は取り付けていきます。
フロントキャリパーの取り付け
パットの泣き止めのグリスをピストンに塗布します。
車体に取り付けます。
最後にブレーキのエア抜きをして完了です。
ワンウエイバルブを使用して🐶ハチ子にブレーキ踏んでもらってエア抜きしました。
二人だとスムーズにできます。
これで右フロントキャリパーのOHは終了です。
この後は右リア→左フロントをOHしていきます。
左のリアは4月にブレーキの引きずりが発生した為にすでにOH済みです。
ここまでの作業時間は約4時間😵💫
部屋に道具を取りに何往復もしたのと撮影しながらのんびりやっていたのもあったのですが、キャリパーの再塗装やろうと思ったら古い塗装の剥離清掃→塗装→乾燥作業で最低2週間ぐらいは時間が欲しいですね😅
4年後やるか〜⁇
それまでGC8の方が持つかなぁ〜🚗
とにかく大きなサビなどなく無事に終わってよかったです。
続いてリヤキャリパーのオーバーホールを行っていきます。
フロントは4ポットですが、リアは1ポットなので作業は1/4で完了するはず😊
リアキャリパーの取り外し
キャリパーの取り外しをしていきます。
緑丸箇所のボルト2本で固定されています。
赤丸のボルトを外しパット部分を分解していきます。
リアキャリパーのオーバーホール
キャリパーにエアーを送り込んでポットを取り出します。
方押しポットなので取り出しは簡単です。
ウエスなど挟んでポットが飛んで行かないようにだけ気をつけましょうね😁
取り出したポットとキャリパーの状態を確認すると😱
サビが酷い😰
今年の4月に左リアのブレーキ引きずりが発生して一足先にブレーキのOHを行ったのですが、同様にサビがかなり発生していました。
一瞬、再利用可能かどうか心配になりましたが清掃で綺麗になりました。
そもそもエアーの送り出しでポットが綺麗に取り出せてるってことは固着してない訳ですから大きなサビはキャリパー内部には発生していないはずです。
ダスターでポットを拭きあげて状態確認
🤔う〜ん磨きで再利用可能かなぁ〜
とにかくピカールで磨いてみます
ゴシゴシ
サビの腐食にる段差や凹みは無く再利用問題なく出来そうです。
キャリパーの方も内部パッキンが収まる手前に発生したサビをサンドペーパーで落として、赤サビ転換剤を塗布して防錆処理をします。
ポットの中はサンドペーパーで磨いたらダメです🙅♂️
しかし、フロントよりリアキャリパーの方がサビの発生が明らかに酷いのは何故なんだろうと考えたのですが、おそらくリアとは言えブレーキング時にポット1つが受け持つ熱量はひょっとしてフロントより大きいのかも知れません。
その熱からサビが発生しやすい状況なのかなぁ〜🤔
事実、GC8E型からはリアも対向2ポットになってますしね、完全に憶測ですが😅
清掃も終わったので組み立てていきます。
リアキャリパーの組み立て
交換パーツ点数は少ないです。
まずはブーツを交換していきます。
最後にキャリパー内部のパッキンにオイルを塗布してハメたらポットを押し込んでいきます。
途中まで押し込んだらポットの首にダストカバーをかけてポットの中に押し込みます。
リアはダストカバーの縁をキャリパーの中に押し込んでいきます。
縁が綺麗にキャリパーの窪みに収まったらサークリップをハメて組み立ての完了です。
サークリップをハメる時にブーツを傷つけないように注意が必要です。
リアキャリパーの取り付け&エア抜き
リアもブレーキパットのバックプレートを新調していきます。
キャリパーを戻してブレーキフルードのエア抜きをしたら無事にブレーキのOH完了です。
リアのブレーキディスクはとても綺麗です。
今回、フロント左右、リア右の3箇所のブレーキキャリパーのOHでしたが、作業時間は朝8:00〜16:30の8時間30分
もはや勤務レベルじゃないですか😅
多分、単純なオーバーフォールでパッキン交換だけの作業なら1/3以下の時間で終わると思います。
今回はサビの清掃と防錆処理に多くの時間を費やしました、これも古い車の宿命です。
クルマが新しいうちはサビほとんどありませんからね😓
ディーラーとかに作業依頼した場合はこういう処理はきっと省かれるんだろうなぁ〜
でも、ちゃんと処理したので4年後のOHまでは問題出ないはずです。
これでまた一つ延命処置が完了しました。
これからもひとつよろしくお願いしますね、相棒(GC8)
ではまた👋
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